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【リノ(Reno)】スロット台評価、感想、打ち方、設定差、設定判別、立ち回り、改善点 ※リノシステム内部仕様、仕組み解説

リノ4

「リノ(Reno)」を個人的に勝手に評価いたします。

※個人的な評価と予想であるため、結果が異なったり、違う意見の方もいらっしゃると思いますので、ご了承ください。
※記事を立ち回りの参考にするのは構いませんが、最終判断はご自身でお願いします。責任を負うことはできません。

《勝手に評価!この台の評価は?》 ※10点満点

  • 総合評価・オススメ度:★★★★★★★★★(9点)
  • 演出面:★★★★★(5点)
  • 出玉面・スペック:★★★★★★★★★(9点)

 

《ひとこと》
楽しめる人と楽しめない人もいるかもしれませんが、内部の仕組みを知っていれば、より楽しめるはずです。

《初打ち・初心者向け!最低限抑えておくべきポイント》

  • トマトが揃ったら、転落を確認するまでは打つこと。
  • ボーナス消化手順など含めて、正しく知識を持っていないと損する可能性あり。
    ※詳細は記事内で解説するので、確認してから打ちましょう。
  • ボーナスが揃えられる状態であっても、告知は無いので注意。

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台の基本情報

リノ1

  • 機種名:リノ
  • メーカー:山佐
  • 導入時期:2015年12月
  • タイプ:ボーナス連打タイプ(リノシステム)

ゲーム性について

詳細は記事後半の「システム、内部仕様解説」にて解説しますが、簡単に流れを解説すると、以下のような仕様になっています。

  1. 打ち手にとっての通常時は、内部的にボーナス(トマト)が成立した状態なので、他のボーナスを抽選できない状態になっている。
    ※ボーナスを複数成立させることができないため
  2. トマトを揃えることで、内部的にボーナス成立状態がクリアされる
  3. これにより、トマト非成立の本当の通常時となり、ボーナス抽選を受けられる状態となる。
  4. このトマト非成立状態時に、約1/30のトマト成立前に1/8のボーナスを引きまくることで、ボーナス連打し出玉を増やす仕様

基本的な打ち方

目押しレベル

色目押しが出来る必要あり。
目押しレベルはボーナスを揃えられる程度で問題ないが、最低限の知識を持っていないと損をしてしまうので注意。

通常時の打ち方・リール配列

リノ8

順押しでも構いませんが、通称トマトチャンスを確認した方が熱くなれるので、中押し、または逆押しを推奨。

中右リールを適当に止めた際に、右リール上段からのトマトテンパイ状態が、トマトを揃えられるチャンス状態。通称トマトチャンス。

左リールの押す位置によって、トマトを揃えられるかが決まる。
※詳細はシステム解説の欄参照。

トマト揃い後の打ち方

トマトチャンスを射止め、トマトが揃った後は、順押しで2G消化すること。
※トマト非成立時には、「レモン小V型」で揃うことがあります。同じ音がしますので、2G順押し消化しましょう。

その後は1/8のボーナスを引くか、1/30の転落を引くかの勝負となる。
※転落は100%ピンチ目経由。リプレイ確率が1/3まで上昇するので、そこで転落を判断する

ボーナス中の打ち方

  1. ボーナスを揃えた後は、中段に「リプレイ・リプレイ・レモン」が止まるまでは順押しで消化。
  2. その後は逆押しで消化することで、出玉を獲得できる

その他AT中など打ち方注意ポイント

ピンチ目を把握しておくことが重要。
※ピンチ目については次の項目で解説

立ち回りのポイント

情報は正確であるよう配慮していますが、間違っている可能性もありますので、最終的な判断は、ご自身でご判断ください。

天井&恩恵

なし

やめ時

ボーナス後やトマト揃い後にピンチ目を確認し、リプレイ確率が1/3であることを確認した後。
※内部的にトマトが成立している状態になっていることを確認してやめる
※内部的にトマト非成立の場合、リプレイ確率は約1/9

ピンチ目について

ピンチ目とは、トマト非成立状態(本当の通常時)から、トマト内部成立状態に移行してしまう可能性のある出目のこと。

ピンチ目は押す場所によって異なるので、可能性がある出目をポイントだけお伝えします。

  • 右リール赤7バーを狙う場合:下段バー停止でピンチ目
  • 中リールを最初に止める場合:中段レモンからレモン揃わずで、ピンチ目の可能性あり
  • 順押しの場合:左、中でレモンが右下がりテンパイでピンチ目

まとめると、「左上段レモン・中中段レモン・右上段レモン」のレモン小V型の形が崩れた時に
ピンチ目の可能性があるということです。
※ハズレでも出現する出目なので、「ピンチ目=転落」が確定するわけではないので注意。

転落後(トマト内部成立時)は、リプレイの確率が1/9→1/3となるので、リプレイ出現率で判断しましょう。

設定差・設定推測

設定差に関しては、個人的に注目したいポイントのみ記載しています。細かい部分まで知りたい方は、解析サイトなどをご覧ください。

注目すべき設定差

トマトチャンス確率(1枚役同時成立役)
※順押しだと見逃す可能性があるので、中、右を先に止める押し順推奨。

  • 設定1:1/98.0
  • 設定2:1/95.0
  • 設定3:1/92.2
  • 設定4:1/86.7
  • 設定5:1/81.2
  • 設定6:1/77.7

参考:設定変更での状態について

設定変更をしても、内部的に成立しているトマトは消滅しません。

よって、朝イチにリプレイ確率などからトマト成立状態を察知したとしても、イコール設定変更していないということにはなりません。

トマト成立状態を解除するにはラムクリアが必要なので、確認しておいてください。

稼働の状況

リノ3

負けて困った時の一発トマト勝負みたいな打ち方は頻繁にしています。

連チャンは多分18連チャンくらいが最高だと思います。

困った時のリノ頼みで、さらに負債を増やしてしまうこともありますが、たまに頑張るので打ってしまいます。

筐体関連

筐体に関しては、たまにボタンの戻りが悪くなっている台を見かけますが、シンプルな筐体で良いのではないかと思います。

演出関連

リノ5

演出に関しては、あまりありませんが、音や連チャン時に音楽が変わっていくのは、非常に良いと思いました。

ただ、「ピカ吾郎」とかは、歌詞付きなので、ホールではちょっと目立って恥ずかしくなってしまいます。

個人的には演出はなくても、トマトチャンスで純粋に熱くなれるので、これで良いと思っています。

参考:リノBIG連チャン時の楽曲変化一覧

BIGが連チャンすればするほど、いろいろな楽曲を聴くことができます。

  1. マンボNo.5(3号機リノVer.)
  2. JACゲーム
  3. 天国と地獄
  4. 剣の舞
  5. クシコスポスト
  6. 道化師のギャロップ
  7. マイムマイム
  8. ピカ吾郎V2
  9. 燃えよ!功夫大戦
  10. 押忍!豪炎高校應援團
  11. タイムレスキュー
  12. 夢花月
  13. メフィスト・ファウストメドレー
  14. タイムクロス・タイムパークメドレー
  15. ナイツ
  16. クレイジーシャーマン
  17. 梅花月
  18. アラベスク
  19. ネオマジックパルサー
  20. メガマックス・デストロイヤーメドレー
  21. パニックザウルス
  22. ネオプラネット

出玉関連

出玉に関しては、システム含めて非常によくできていると思います。

消化に時間はかかるものの、1/8で連チャンしまくるのは、やはりたまりません。

個人的総評

リノ2

「リノシステム」と言われるようになるほどの仕組みを作った開発は、凄いと思います。

また設定はあまり関係なく、とりあえずトマトさえ揃えられれば出せる可能性があるのがいいと思います。

ちょっとだけ知識は必要ですが、多くの人に連チャンの楽しさを味わってもらいたい台です。

稼働継続予測と適正台数予測

  • 稼働継続:1年以上
  • 適正台数予測:1~3台

※250台規模のホールとして予想

次回作改善要望

リノシステムのように、打ち手を驚かせるシステムと、出玉を期待しています。

メーカーさん、よろしくお願いします。
m(_ _)m

リノシステム内部仕様、仕組み解説

通称「リノシステム」と呼ばれる内部仕様について解説していきます。

内部システムを分かりやすく解説するため、以下の解説に関しては、最初に左リール以外を止める打ち方を基準に解説していきます。
※トマトチャンスを判別して3択を当ててトマトを入賞させる手順

前提知識

詳細解説する前に、前提となる知識についてお伝えします。

リノに限ったことだったり、スロット機としての決まりも含めてですが、リノの内部を知るためには以下の前提があるので、先に知っておいてください。

  1. リノは「小役優先制御」の台である。※ボーナスより小役を優先して入賞させる
  2. 5号機の規則のスロット台は、ボーナスを複数同時に成立させることが出来ない
  3. スロット機は最大4コマ滑り、成立役を引き込む。※5コマまでは滑らない
  4. リノは下段1ライン機である。※知らなくても良いが解説上必要

打ち手にとっての通常時(トマト内部成立状態)

打ち手にとっての通常時は、「内部的にトマトが成立していて、入賞できない(揃えられない)状態」です。

分かりやすく言えば、通常のスロット機で「ボーナス確定」と表示されている状態で打ち続けているのが、私たちが打っている通常時です。

リノの場合は、「トマトボーナス確定!」という状態になるでしょう。

リノ6

普通のスロット機でもそうですが、ボーナス確定画面が出ているにも関わらず、ベルがナビされたりして、ボーナスを揃えることができませんよね。

それと同じことがリノでは通常時に起こっていると思ってください。

つまり、毎ゲーム何らかの小役が成立していて、その小役が邪魔してトマトを揃えさせてくれないというわけです。
※小役優先制御があるため、小役を優先して揃えてしまう。

トマトチャンスがトマトボーナスを揃えられるチャンス!

通称トマトチャンスと呼ばれているトマトが揃えられる状態は、実は内部的には少し複雑ですが、簡単に言うと「ボーナスを狙え!」という状態です。

リノ7

ただし、「正しいトマトを勘で当てて、トマトを狙え!」です。

ここで失敗してしまうと、また小役成立RUSHに突入してしまうので、トマトを入賞できなくなるわけです。

では、もう少し詳しく見ていきましょう。

トマトを入賞できる状態であるトマトチャンスは、内部的には「1枚役が2種類同時に成立している状態」です。

小役優先制御であるため、成立している1枚役を引き込める位置(4コマ滑りで引き込む位置)に押してしまうと、1枚役が揃ってしまうわけです。(=トマト揃わず)

逆に、成立していない1枚役付近を目押しした場合には、1枚役を引き込むことができず、結果としてトマトを引き込みトマトが揃うわけです。

より詳しくリール配列からトマトチャンスを暴く!

仕組みは先ほどの項目の通りなのですが、リールと役構成を見比べて、より細かく内部を確認していこうと思います。

まず、リール配列を確認してみましょう。
リノ8トマトチャンスでは、100%固定される場所があります。

それは、「右リール上段トマト」です。平行だろうが、斜め揃いだろうが、右リール上段トマトの時点で、トマトチャンス一確となります。

これを下段1LINE機であることとあわせて、リール配列を確認していくと、ある法則が見えてきます。

「トマトの2コマ下には必ずリプレイがある」という法則です。

つまり、トマトチャンスは、言い換えれば「下段のリプレイチャンス」と言えるのかもしれません。

スロット機のプログラム上は、「1枚役2種類同時成立フラグを引いたから、右下段にリプレイ止めていいよ」という流れです。

では、そのことを踏まえた上で、役構成を確認してみましょう。

リノ9

参考までに他の成立役についても、簡単に触れていきます。

一番上のBIGボーナスを見ても、下段1LINE機であることが分かるかと思います。

右下がりの青7BIGも、台としては「$赤トマト・$青りんご・青7」として認識していることが分かります。

REGはどんなに頑張っても下段にしか揃わないのは、REGには別の役を持たせていないからです。

「CHALLENGE TIME」は「トマト揃い」のことです。

ただ3つ目だけは、右リールがリプレイではありません。これは「レモン小V型」に揃う「CHALLENGE TIME」で、本当の通常時(内部的にトマト非成立のボーナス高確率状態)に1/8のボーナスを狙っているときに、見かけることになります。

トマトが揃ったときと同じ音がするので、分かると思います。

詳しくはシステム内部仕様解説でお伝えします。

「3BET/3」は下段青りんご揃いで3枚の払い出しがされます。

「SHIFT」のところは、少し難しいので詳しい解説は省きますが、ボーナス中のみのJAC INに関するフラグです。

検定を通すためのものと思われますが、通常遊戯ではほぼ無視して良いので、ここでは触れません。

「3BET/13」のところは、レモンが揃って13枚払い出される役構成です。下段1LINEで表示されているので、ごちゃごちゃしていますが、レモンが揃います。

「3BET/REPLAY」も同様にリプレイが揃います。

「3BET/1」
この役構成がトマトチャンスを暴くためには重要となってきます。

右リールにリプレイが止まる形が、右上段トマトになりますが、その形になるのは2種類あります。

まず「リプレイ・トマト・リプレイ」ですが、これはトマト非成立時しか出現しない「確定1枚役」です。

そのため、トマトチャンスにはなりません。

問題は、最後の「青7赤7コイン・ANY・リプレイ」です。これがトマトチャンスを出現させることになります。

1枚役2種類同時成立役を掘り下げる

「青7赤7コイン・ANY・リプレイ」を、より掘り下げてみましょう。

成立パターンとすると、以下のようになります。

  1. 赤7&青7ペア1枚役
  2. 赤7&コインペア1枚役
  3. 青7&コインペア1枚役

で、ここでリールを確認していただくと分かるのですが、「コインだけ2か所ある」ということに気が付くと思います。

「不公平だ!」とか「逆に攻略できんじゃね?」と思うかもしれませんが、おそらく成立割合で、調整していると思われます。

赤7正解:青7正解:コイン正解の出現割合を「2:2:1」にすれば良いだけなはずなので、簡単です。
※推測なので分かりませんけど。

 

具体的な成立役ごとの押せるポイントは、以下の図の通りになるはずです。

 

リノ11

色で囲んだ部分は、下段1LINEを基準にしていますのでご注意ください。下段に押せる範囲を囲っています。

リノが1LINE機である理由は、ここにあると言っても過言ではないでしょう。

もし5LINE機にしてしまうと、4コマ滑りの引き込みの関係で再現が難しくなります。

例えば、赤7正解時の目押しポイントを見ると、下段に赤7を狙えば、下段1LINEであれば4コマ滑っても成立しているコイン1枚役を引き込むことができません。

しかし、5LINE機であった場合、上段も有効LINEになってしまうため、小役優先制御でトマトを飛び越えてコインを引き込んでしまうことになるのです。

ちなみに、リール配列を見て気が付きましたが、ちゃんとトマトの種類も併せてあることが分かりますね。

最終的に引き込む位置は変わるかもしれませんが、コイン正解時の狙う場所には、同じトマトが配置されているあたりも、ちゃんとこだわっているのだなと感じました。

ボーナス連打チャンス(ボーナス非成立状態)

トマトチャンスを成功させ、トマトを揃えることができれば2Gの「CHALLENGE TIME」を消化後に、ボーナス連打のチャンスが訪れます。

今まではトマトの内部成立が邪魔していて、ボーナス無抽選状態でしたが、抽選される状態を手に入れるわけです。

以下の確率で、ボーナスを抽選します。

  • 約1/8でボーナス
  • 約1/30で転落(トマト内部成立)

転落させずに1/8を引きまくればボーナスは連チャンしますし、逆にトマトを揃えても、先に1/30を引いてしまえば、ノーボーナスで終わるわけです。

ピンチ目からのトマト内部成立への移行について

トマトが内部成立してしまったことにより、ボーナス高確率状態が終わるわけですが、その仕組みについて解説します。
※少し推測を含んでいるので、間違っていたらごめんなさい。

トマト成立は、少し言い方を変えると、役構成のところにあった「CHALLENGE TIME」が内部成立したと言い換えることができます。

もし「トマト揃い」という固有のボーナスであるならば、おそらくピンチ目などは出ずに、トマトチャンスと同じ状態にならなければならないはずです。

しかし、実際には、トマト非成立時は「レモンの小V型」で「CHALLENGE TIME」が発動するのです。

で、ピンチ目は「レモンの小V型」を揃えようとしたときの1/2で揃わず、1/2で「レモンの小V型」が入賞します。
※ハズレが存在するので、ピンチ目出現からレモン揃わずでも転落することが確定するわけではない。

これは押す位置で入賞するかどうかが決まるようです。
※左リールの2択。下段に「赤7&青7」または「コイン」の2択

つまり、おそらくですが、この2択と言うのは、「CHALLENGE TIME」の役構成の上の2種類に対応しているのだと思います。

言い換えると、「斜めに揃うトマトなのか、上段に揃うトマトなのか」ということです。

面倒ですし、特に意味もないので検証まではしていませんが、例えばピンチ目が出現した時に、毎回コインを狙ってレモンが小Vに揃わず転落したのであれば、毎回トマトチャンスは同じ揃い方をするのではないかと思います。

分かったところで何の影響もないので、暇だったらやってみても良いかもしれません。

リノシステム内部仕様、仕組み解説まとめ

文字で書くと非常に面倒なように感じますが、そんなに難しくはありません。

トマトを揃えて、連チャンさせて、出玉ウハウハ!トマト大好き!

となれば良いかと思っています。

楽しくリノを打って、少しでも長くホールに設置してもらいましょう。

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